意志薄弱

士気剥落

相対性の壁で滑り墜つ。


過ぎしに気づくは　人の性

散らば　忘らるるは　亡き桜。

「最果てなど　ない。」

そう。地球は丸かったのだ。





格子に微笑む女の子



隅に霞むおとといの反省



給湯室のシンデレラ

この季節になると色々滲んでくるよ

言い忘れたことがあるよ

「　　　　」



無駄に老けた青春の男達

それを蔑む二十歳を超えた乙女達

あぁ馬鹿らしいから黙っちゃおう

ってなっちゃうよ

みんなしたいよ自己満足


止めた煙草に火がつくと

忘れた予定の違和感を　帳尻あわせに取り戻す



色んな顔がくるくる廻る

そして私は顔を伏す

秋雨

空　暮れあがり　憂き晴れ、　

雲間　空割れより

次の世の如き色まみえ

星の屑　流れに留めさすが如く　ささやかに散り呼ばれ

漂う温かみに似た錯覚を湿気で残す。


ヒトが去るが如く

戻らぬ日の如く

未だ見ぬ希望の如く


常なる神秘

常ならざる色と世を表す

これが真理かと。

「何であのコが好きなの？」

「それは一番減りの早いクレヨンの色について

減りの早い理由を述べるのと同じくらい、他人が理解するには

難儀過ぎる種類の回答を引っ張りだす質問だと思うんだよ」






「あのコのどこがいいの？」

「何処が？

その質問をする君は誠に男を愛しいと思ったことがないのだろうね」