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白夜
2007 / 05 / 21 ( Mon ) ディスプレイに眼を焦がし 逃れるように夜をみる 見えない月を読みたくて 映る世界の灯を閉じる 廻る流れを言い訳に 止まる足取り暖める 不思議の恐怖に恋をして 非凡な温さを吐き捨てる 病のように已まぬ歌 おかしき空に溺れ死に 酷な海にて弾け散る PR |
邪の路
2006 / 11 / 11 ( Sat ) 鴉のような眼で残酷に人をみて
蛇のような嗅覚で抜け道を探す 蜘蛛のような毒牙で人を傷つけ そして俺は忌み子となる。 鴉のように正装をし 蛇のように地を這い 蜘蛛のように耐える そして私は月をみる。 |
鴉と蜂
2006 / 10 / 29 ( Sun ) 鴉 他の鳥に避け恐れられ 同種で群れることもない。 古来より不吉とされて 人に疎まれるその生き方。 悪智慧とその酷さから 恐怖や嫌悪とみられる。 漆黒の瞳と翼で語る その生き方と目され方に 僕は 正装をまとった真の生き様をみる。 蜂 ミツバチ クマンバチ アシナガバチ スズメバチ 時に剣 時に弾丸。 「必殺」と、真なる「命がけ」を見せるその刃に 武士の心とハードボイルドなスタイルをみる。 仲間の危機には群れで駆けつけ はたまた 独りで毒を研ぐ 過酷な労働者 果敢な兵隊 孤独な殺し屋 華を彩るキザな奴 とても他種とは思えない。 |
コトバとは
2006 / 09 / 27 ( Wed ) 船 僕とほかとを繋ぐ船 鍵 気持ちの施錠を外す鍵 武器 鋭利に人をえぐる武器 だから鋭く研く武器 水 カタチを変えて流る水 透き通り 時に濁る水 風 冷たくも雑音でもある風 聞き流してはいけない風 詩人は言葉を使うのではないだろう 湧き出溢れでてくるのだろう。 僕は詩人になりたいつもりはない 芸術家にはなれないから。 美術は2だったから。 僕は言葉の奇術師になろう 鋭く柔らかく 冷たく温かい 自在に変える奇術師になろう。 そして温かく澄んだ言葉の水で 君においしいコーヒーを淹れよう。 |
手遊びの詩
2006 / 09 / 12 ( Tue ) 結んで開いて おまえ(相棒)と俺を。 結んで開いて 俺らとみな(社会)を。 結んで開いて カレラ(先人)とボクラ(後輩)。 結んで開いて 君と僕とを。 結んで開けば今日と違くて 開いてたたけば明日(アス)新品 手うって結んで 喧嘩な俺ら。 手うって結んで 独りな皆。 手うって結んで たまには頭で。 手うって結んで 最後は騒いで。 絡んじゃっても 切れそうなっても 大きく小さく笑っちゃって だからそれでもツナガリたくて だからたまにはきれていたくて。 そうしてまた明日(アス) 開いてみたくて。 だから今日だけ手をうって。 そしたらその手を上あげて。 その手を上につきあげて。 結んでひらいて 出会ったヨロコビ。 手うって結んで 騒いで離れ。 手をつないで、 手を振って、 いつも一緒で、 いつまで独り。 それでもいつも手を上に。 いつでもそれを忘れない。 |