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03:22:36 | | page top↑
飛来
2007 / 07 / 02 ( Mon )

キミのうちから4時間ちょい

それが僕らの距離ですが

一度いっただけで家を覚えていた僕の奇跡にお手を拝借。





覚めるとわかっている夢はみたくないし。

叶えられない望みはもちたくない。

それでも

節々にある言葉が確実な催促とGO SIGN にとれたのに

色んな事象に動揺した僕はいつもの朝のように情けなかったよ。

シルクでできたヴァニラ風味の時間。

それでいて生々しい現実。

あの部屋にはいつもアナタのそれが咲いてる。


きっと深夜から流れ出した甘美で贅沢な時間は

融けることが前提に作られた氷のような刹那さで

明け方にはついに魔法が完成したかのように感じたよ。

隣にいたり

指で探り合ったり、

これほどたじろいだのも久々な気がするんだけど、

サガと気の分離はこれほどにも己を失望させるとは。



一年以上かけた魔法はついに完成を許されたのに

そんなところで私は最期の鍵を捨て放った気がする。

完成する予定だったかも甚だ謎ですがね。

そもそも私は何をしていて何をしたかったのでしょうか。

彼女の自身に対するそれはまさに私にもいえることだったのでした。



彼女は明らかに翼をもった人種であることを確信しました。

言い訳じゃないけど。

鎖にも籠にもなることはできないと思った。

だから孤独で

だから自由なのでしょうね。

私は木になることしか選択肢がないようなので

堅強でしなやかな枝と

甘く目立つ果実をつけるように努力しようと思います。

それでは満足できません。

それがきっと彼女最近の頻出単語の「エゴ」

それでも私は崩れる路を往く気がしてならない。


最期に

乗ったバスから

原チャで真後ろを走ってくるキミをみて

もうエンドロールなのですねと

自嘲気味の私がいました。


そう

非日常は日常にはなりえない。
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22:51:12 | おはなし | トラックバック() | コメント(0) | page top↑
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